キリスト教の神秘主義者、聖人、クンダリーニ
クンダリーニ：神の愛の炎の別称
クンダリーニとは、私たちの中に存在する神の存在の別名にすぎず、だからこそ私たちは、あらゆる信仰や宗教的教義を超えて、世界中のあらゆる信仰行為や献身の中に、その顕現を自然に見出すことができる。そのため、キリスト教の聖人たちの神秘主義は常にこの火に支えられており、「神の愛の火」、「愛の生ける炎」、「愛の傷」と名付けられることもある。この特別な愛が、神の女性や男性たちの献身をどのように燃え上がらせたのか、有名な証言を通して見てみましょう。
スペインの神秘主義者、ローマ・カトリックの聖人、カルメル会修道士、司祭、反宗教改革の中心的人物である。霊歌』『魂の闇夜』『カルメル山登頂』などの著作で知られる。トランスベリテーションと呼ばれる心の傷は、十字架の聖ヨハネが『愛の生ける炎』の解説で私たちのために説明してくれています。
“この愛の炎はその花婿の霊であり、聖霊である。魂は彼を、自分を焼き尽くし、変容させた炎としてだけでなく、私が述べたように、自分の中で燃え上がり、燃え上がる炎として自分の中に感じるのです。そしてその炎は、燃え上がるたびに魂を栄光で包み込み、神の命の質でリフレッシュさせる。愛に変えられた魂における聖霊の活動は、そのようなものです： 聖霊が生み出す内的行為は炎を放ち、その炎と一体化した魂の意志が最も崇高に愛する、燃え上がる愛の行為だからです。
“この愛の変容の状態にある通常の状態の魂を、常に火の中に浸かっている木の丸太に、この魂の行為を愛の火から燃え上がる炎に例えることができます。結合の火が強ければ強いほど、この火はより激しく燃え上がる。意志の行為はこの炎に結合され、聖霊の炎に運ばれて昇り、吸収される。”ちょうど天使がマノアの犠牲の炎の中で神のもとに登ったように[Jgs. 13:20].”
“このように、この状態では魂は行為をすることができないが、聖霊がそれらをすべて作り、それに向かって魂を動かしているからである。その結果、魂の行為はすべて神的なものとなる。そのような人には、この炎がほとばしり、喜びと神性をもって愛させるたびに、神の中の神の活動まで高めてくれるので、永遠の命を与えているように思えるのである。”
“魂が神の愛に燃えている間、セラフィムが、すべて愛の炎である矢やダーツによって襲ってくるのを感じることが起こるだろう。そして、セラフィムは、赤熱した石炭のように、あるいは炎というより、すでに燃え上がっているこの魂を刺し、焼灼する。そして、この焼灼の際、魂がそのダーツで貫かれると、炎は激しく、急激に上昇し、まるで誰かが火かき棒やふいごを使って炉やオーブンの火をかき回し、興奮させた時のように噴出する。そして、この燃えるような矢で傷つけられた魂は、その傷を無上の喜びで感じるのである。”
聖テレサ ダヴィラはスペインのカルメル会修道女であり、スペインの著名な神秘主義者で宗教改革者でした。 彼のトランスバーブは、イタリアの偉大な彫刻家で天才的なロレンツォ ベルニーニによって不朽のものとなりました。彼女は「内なる城」と呼ばれる彼の作品で有名です。この作品は、魂が完成または神との結合に到達するために連続する段階を経なければならないことを示しています。 彼女の自伝では、カルメル会の聖人は、彼女の負傷、または反響がどのように起こったかを説明しています。
“神は燃える炉のようなもので、そこから小さな火花が飛び散り、大きな火の熱を感じるが、焼き尽くすには不十分である。その感覚はとても楽しく、魂はその接触によって生じる苦痛の中にとどまるのです。痛みはおいしいが、実は痛みではなく、いつも同じ程度に続く。あるときは長く続き、あるときはすぐに過ぎ去る。これは神が選んだことであり、人間の手段では得られないものである。しかし、魂が火を噴く準備ができたとき、小さな火花は突然消え、心は新たにその愛の苦しみを受けることを切望するのです。”
“主は、私がこの天使を次のように見ることを喜ばれました。彼は背が高くなく、背が低く、とても美しく、その顔はとても燃えていて、すべてが燃えているように見える天使の最高のタイプの一人に見えました…彼の手には長い黄金の槍があり、鉄の先端の先には火の点が見えるように見えました。彼はこれで私の心臓を何度も突き刺し、内臓まで貫通させたようです。彼はそれを引き出すとき、私は彼が一緒にそれらを引き出していると思い、彼は神への大きな愛で私を完全に燃やしたままにしました。その痛みは鋭く、私は何度も呻き声を上げた。この激しい痛みによって私に引き起こされた甘美さはあまりに過剰で、人はそれを失いたくないと思うことができず、魂が神以外のもので満足することもないだろう。”
マザー・イヴォンヌ＝エーメ・ド・ジェズスは、「オーギュスティーヌ・ホスピタリエール連盟」の創設者であり、初代総長です。彼女の生涯は、キリストへの並々ならぬ愛と献身に彩られ、無数の奇跡と超自然的な恵みによって貫かれています。彼女は、聖痕、数々のエクスタシー、バイロケーションで知られ、生身でも、自分のコベントに閉じこもりながら、世界中に神の使命を果たすために派遣されている。
“6月11日（日）、三位一体の祝日、イヴォンヌは初めて神秘的な恵みを受けるが、朝には38度6分、夕方には39度4分の熱が出る。その日の夜、彼女はこう書いている： 今朝、ミサのとき、イエスが突然私を連れて行きました。もう終わったことで、私はイエス様を見ただけ、感じただけでした。自分がどこにいるのか、もうわからなくなりました。これが地下爆発の表面的な症状である： 幸いにも！幸いにも！私は立ち上がり、必要な時にはひざまずきましたが、よろめき、私はもうそこにいませんでした。聖体拝領の後、自分の場所に戻るとすぐに、感情の激しさを裏切らないように、心臓の急速な鼓動を抑えるために、座らなければなりませんでした。ああ、私のイエスよ、私はどれほど幸せなのでしょう！私の中におられるのがあなたであることを、私はどれほどよく理解していることでしょう。”
“1941年7月5日、数ヶ月間特別な恵みがなかった後（そして、闇の王子による痛烈な攻撃、1941年6月30日、n°293）、マザー・イヴォンヌ＝アイメは、重要な連続した兆候の中で、神との完全な結合に向けた新しいステップを踏みました： “光、あなたの光が私に降り注ぎ、私は全身で滝の冷たさを感じ、同時に（私は）神の火の海に飛び込んだようでした。” そしてイエスは、彼女が時々疑っていた自分の内なる行状について、安心させる： 「あなたの心は、燃え尽きることのないろうそくのようであり、私に向かって絶えず立ち上る香のようである（…）。あなたは炎の松明であり、夜になると燃え上がり、炎の剣のように、私があなたに課した大義のために戦うのです。”
パウロ・オブ・モールは、フランドル地方のベネディクト会恍惚司祭で、当時、神の恵みによって得られた数々の癒しの奇跡で知られた有名な司祭である。彼はまさに神の愛の化身であり、祈るときや神について語るときに、彼が浮遊したり、黄金のオーレオールを持つのを見るのは珍しいことではありませんでした。
パウロ神父はかつて、ある信徒のシスター、彼の悔悛者にこう言った： 「朝、教会に入ると、そこはまるで燃える炉のようで、至る所に火があり、神の愛の火があなたを迎えてくれます。あなたはこの火を見ることはできませんが、教会全体が火で満たされています。”
“神の愛は、私の欲望であり、私の富であり、私の喜びであり、私の最高の食べ物であり、そう、すべてである！無限の愛の神よ！神の愛のために、私のすべての行動、すべての歩み、すべての祈りを実行するのを助けるために、愛の翼と信頼の翼を。神であるあなたが人間を愛する、限りなく大きな愛を、誰が理解することができるであろうか！私たちは、その愛を表現し、描写したいと願うが、私たちの無力な唇からは、ただ一つの言葉しか出てこない： 愛よ！愛よ！神の無限の愛よ！神の無限の愛よ！甘い愛よ、蜂蜜よりも甘い！愛よ！神の無限の愛よ！蜂蜜よりも甘い愛よ！愛の海よ！あなたの聖なる愛の聖なる炎で私の心を燃え上がらせてください！私の名前は愛です。”
ルチア・マンガーノは、聖痕、エクスタシー、神秘的な賜物で知られるイタリアのカトリック修道会ウルスリン会の修道女である。ルチア・マンガーノは、従順のために書いた報告書の中で、霊的結婚の恩寵を受けた後の内的体験に言及している。彼女は、魂における神の輝きの物理的効果に数ページを費やしている：
“時折、輝かしく感じるのは全身であり、その栄光に囲まれ、それは至福のビジョンの中で魂を照らします。その時、それは言葉では言い表せないほどの混乱のようなものを経験し、それほど多くの栄光に耐えることができなくなります。 だからこそ、私はとても苦しんでいます。 心臓が動悸や痛みに苦しむことは、他の場合にも起こります。それらは、神が彼の中に流れ込む魂の愛と歓喜を支えることができないため、火の矢やその他の現象のようなものです。 多くの場合、目を通して流れようとする内なる光に投資されているように見えるのは目です。 しかし、そのような高く輝かしい光を伝えることができないので、彼らは拡張してこの光を伝えることができないと感じます。 私はそれらを閉じることができません: 彼らは外の光に邪魔されたままで、ここにある多くのささいなことを見つめることができません. 彼らは広大な空を見つめることによってのみ休息を見つけるようです.“
1927年、ルチア・マンガーノは救い主の受難に際して、自分の聖痕が見えないようにすることを願い出た。脇腹の傷は時々開き続けたので、彼女は部分的にこれを許可された。1931年の転座の恵みにより、1933年3月24日に霊的な結婚の恵みを受けることができました。それ以来、彼女は13年後に亡くなるまで、年々強くなる内なる炎を経験しました。最初は単なる高熱だった。「私は彼女に、この神聖な愛の炎が来たら体温を測るように言い、彼女は自分の心を焼き尽くすこの不思議な炎で自分が燃えるのを感じた。彼女はすぐに従った。体温計は39°5、時には40°を示した。しかし、数時間後、彼女は警戒心と落ち着きを取り戻し、いつもの職業に就いた。”
1926年、受難の神秘に入る準備をさせるために、イエスが炎で溢れる自分の心臓を見せ、それが自分の心臓にぶつかるという幻を見たときから、彼女は体温の変動を感じていたのだから。この愛に燃えるハートの啓示を受けたとき、ルチアはこう記しています： 「心臓の脇が強く焼かれるのを感じ、鋭い痛みを感じた。それが数日続き、起き上がることもできず、ベッドの上にいなければならなかった。”
彼女はこれらの異常な病気を、神を渇望させる炎のような、内なる浄化として経験しました： “私は、イエスが自分の心臓を私に差し出し、それが炎を発しているのを見ました。その炎が私を燃え上がらせているように思えました。私は自分が焼き尽くされるのを感じた。” そして、移情から始まって、彼女は次第に本物の炎の苦しみを経験し、その中で自分が文字通り死んでいくのを感じた。この状態が強まれば強まるほど、効果はより具体的になっていった： 1932年7月1日、外でも心臓の側に熱を感じた彼女は、マリア・ランツァに、それが想像の産物でないことを確かめるように言った： マリアが確認すると、確かに通常よりも高い熱を帯びていた。
スティグマの後、その効果は目を見張るものがあります： “今日午後1時30分、ルシアは少し休んで眠りにつきました。しかし、彼女は常に神と一体化しているのを感じていた。この休息中、彼女は大きな熱を感じ、それはとてもリアルで、彼女がドレスにつけているセルロイド製の受難者バッジが柔らかくしなやかになり、彼女とマリアは燃えているようなセルロイドの匂いも嗅ぎました。”
この火種は、トランスバーベレーションの新たな優しさによって再燃される。彼女は、皮膚に火傷の跡を残し、肋骨が盛り上がり、心臓が前代未聞の暴力で鼓動し始める。彼女は日記にこう記している： 「昨日（1934年3月4日）、私は異常な火傷を感じ、それは心臓の下から左側全体に広がり、次に胸郭全体に侵入し、この火の作用で私の肩が乾くのを感じた。”
告白者に、彼女は断言する： 胸の中に燃え盛る炎があり、それが少しずつ自分の臓器を焼き尽くしていくように思えたのです。神父は、外見的な症状について、何度も指摘する： 「昨日の朝、彼女は輝く目のほかに、燃えるような顔を見せ、口からは火の熱のようなものが出ていた。私自身、この事実をよく覚えている。”燃えるような息に似たこの熱を感じたからだ。”
シエナの聖カタリナは、ローマ・カトリック教会の聖ドミニコ3修道会のイタリア人会員として知られています。イタリア文学やカトリック教会に大きな影響を与えた神秘主義者であり、作家でもある。1461年に列聖され、教会博士でもある。聖痕、エクスタシー、神秘的な結合、異常な断食など、その生涯を貫いたが、神の愛の炎を称えるために捧げた、燃え上がるような文章でも有名である。
“私の本性は火である。永遠の神格であるあなたの本性において、私は自分の本性を知ることになる。そして、私の本性である無限の愛とは何なのか。あなたは愛の炎にほかならないのだから、それは火である。そして、あなたは人類にこの性質を分け与えました。愛の炎によって、あなたは私たちを創造したからです。そして、他のすべての人々、すべての被造物についても、あなたは愛からそれらを作ったのです。恩知らずな人々よ！あなたがたの神は、あなたがたにどのような自然をお与えになったのでしょうか。彼自身の性質そのものです！大罪の罪悪感によって、このような崇高なものから自分を切り離すことを恥ずかしくないのか？永遠の三位一体よ、私の愛しい愛よ！光であるあなたは、私たちに光を与えてくださいます。知恵であるあなたは、私たちに知恵を与えてくださいます。至高の力であるあなたは、私たちを強くしてください。今日、永遠の神よ、私たちの曇りを消し去り、自由で単純な心で、あなたの真理を完全に知り、真理に従うことができるようにしてください。神様、私たちを助けに来てください！主よ、私たちを助けるためにお急ぎください！アーメン”
“永遠の神、すべての火の上の火よ、消費されることなく燃える火よ！魂にあるすべての罪と自尊心を焼き尽くす火、魂を焼き尽くすのではなく、飽くなき愛で魂を養う火、彼女を飽きさせることなく、彼女は常にあなたを求め、あなたを求めれば求めるほど、あなたを所有し、あなたを求め、あなたを見つけ、あなたを味わうほど、主権者の火、永遠の火、慈善の深淵を！至高にして永遠の神よ、無限の神であるあなたが、あなたの真理の光で、あなたの小さな被造物である私を啓発するために、誰があなたを連れてきたのでしょうか？他でもない、あなた自身です、愛の火よ。”
“底知れぬ深さよ！永遠なる神よ！深き海よ！あなた自身を与えること以上に、あなたは私に何を与えることができるでしょうか？あなたは燃え続ける火であり、あなたは消費し、消費されない。その火によって、あなたは魂の中にある自己愛の痕跡をすべて焼き尽くします。あなたは、あらゆる冷たさを追い払い、その光で心を照らす火であり、この光であなたはあなたの真理を知らしめたのです。本当にこの光は、魂がすべてあなたに浸るまで養う海であり、平和な海、永遠の三位一体である！この海の水は決して濁ることなく、恐怖を与えることもなく、真理の知識を与えてくれる。この水は透明で、隠されたものを開示する。”生きた信仰は、魂が信じるものに対してほとんど確信に達するほどの豊かな光を与える。
神秘主義者の中には、この貪るような炎を身体で体験した者もいる。その目に見える効果–臨床的な基準をはるかに超えた急激な体温の上昇、燃焼現象など–は、十分な保証のもとに記録・管理できるほどである。- を記録し、十分な保証のもとにコントロールすることができたので、奇跡の現実を強調することができたのです。これがスピリチュアルな人々の言う「インセンディウム・アモリス（愛の火）」である。
1912年、ドイツのイエズス会士ヨハン・バプティスト・レウスは44歳であった。十数年前からブラジルで宣教師をしていた彼は、さまざまな地方で過酷な奉仕活動を行い、神秘主義に関心を持つ暇はほとんどなかった。また、内面における非凡なもの、繊細なものにさえ不信感を抱き、霊性の偉大な古典以外の作家を読む趣味はなかった。しかし、彼は並外れた敬虔さを持ち、極めて神学的な精神で、信仰、希望、慈愛の美徳を完璧に生き抜くことを志している。司祭叙階後、イエズス会に参加したことで、教会への愛が強まり、貧しい人々への使徒的な召命に応じることができるようになったのです。この司祭の人生には古典的なものしかなく、聖性への願望は、当時の精神論に従えば、小さなことでも偉大であること、聖職の行為を完璧に成し遂げることにあったのです。しかし、1912年8月26日、良心の呵責の中で、彼は異常なことを経験することになる：
“私の心には、最も生き生きとしたうめき声を押し出すために自分を解放する以外に、それを減衰させることができないほどの炎が湧き上がってきた。この愛は、上から来たもので、私の心を繊細な方法で燃え上がらせ、その程度は、私がもはやそれに耐えることができなかった、それは言いようのないものだった。”
彼は2ヶ月間、キリストとのより親密な結びつきを知っていたが、それはよく理解できず、あまり多くの質問をすることなく、神の愛の無償の贈り物として歓迎した。そして、告解師は彼に、非常に正確な霊的日記を書くようにと頼んだ。8月26日の体験の後、彼は「セラフのような愛で神を愛したい」という願望を感じた。彼は何を求めなかったのだろう！
9月7日の汚名返上（外的徴候の消失）、9月12日の心の転流、10月7日の神秘的結婚、ロザリオの聖母の祝日、などである。彼は突然、変容する結合の高みへと突き動かされ、あたかも驚愕し、次に信じられず、不安に駆られたままであった。
彼は、自分が生きてきたことを理路整然と分析し、疑い、従順と批判を通してそれぞれの経験をふるい分け、そしてついに、想像できるほどの喜びをもって、そして彼の著作が感動的な言葉で翻訳しているように、すべての人が確信すべきことを発見しました： 神は、私たちのために引き渡されたキリストにおいて、狂おしいほどの愛で私たちを愛している。 神は、抽象的なものではなく、変容する現実である。 神は、その愛の神秘そのものと私たちを結びつける愛の神である。 彼は、自分が経験していることに聖書的根拠を見出したことに驚いている：
「私は、燃え盛る炎の上に置かれた一粒の香のように感じています。私は、燃えさかる炎の上に置かれた一粒の香のようなもので、神の前で、自分の外側にある火の影響を受けて、炎に焼かれている。こうして私の全身は、彼の上に降り注ぐこの炎の中で焼き尽くされるのです（……）」。どうして彼は使徒の言葉を呼び起こさないことができたのだろう： “そう、愛する子供たちのように、神に倣うことを求め、あなたがたを愛し、あなたがたのために引き渡して、自分を甘い香りのするいけにえとして神にささげたキリストに倣い、愛の道を歩みなさい”（エフェ5：1-2）？
人生の終わりまで、神の愛の炎を体験し、その炎はますます慈愛を燃やし、押しつぶされそうなほどである： 「私はこの炎に耐えることができませんでした。私はこの炎にほとんど耐えることができませんでした。抵抗すればするほど、この炎は激しくなっていった。この炎に耐えられず、胸に手を当ててしまったのです」。
この炎は、ヨハン・バプティスト・レウスが体感している： 私はこの炎を本当に感じている。どのように？私にはわかりません。しかし、現実はそこにあるのです。それは、神父を失神寸前にまで追い込む、痛くてすさまじい灼熱感である。彼は体調不良を感じ、熱烈な渇きと消えない飢えに蝕まれるが、聖体だけがいくらか満足させ、すべてがこの貪るような熱の感覚をさらに強めている。しかし、この現象は彼の弱々しい健康状態に影響を与えることはない： 「私の心配は無駄になり、私の健康状態は、思いもよらないほど最高でした。感謝祭の間、聖なるミサの後、それは燠火、炎、火だけで、これは一日中、私の旅行中も続いた。彼は、この内なる炎の繊細な表れを周囲に知られることを恐れて、それから隠れようとする。”愛の炎はあまりにも激しく、私はそれに耐えられずに寝室を行ったり来たりした。 この炎から少しでも解放されたい”。
これは、16世紀に聖フィリッポ・ネリ（1515-1595）が経験した同様の体験を彷彿とさせる。「彼の心は泡立ち、炎を発し、喉の通路が本物の火のように焼けるほどの炎だった」と樽木は説明する。そのため、彼は危機が迫ると、自分をむき出しにして胸を扇ぐことを余儀なくされる。真冬には、窓を開けっ放しにして、ベッドに冷気を送り込むことを望むこともあった。
いずれにしても、主観的な感覚の問題だけでなく、客観的な熱エネルギーの生産が必要なのである。ヨハン・バプティスト・レウスが、自分を蝕む内なる炎の影響を感じているならば、他の人々もそれを垣間見ることができる。
数週間から数ヶ月の間に、彼はこの炎が聖痕の恵みと密接に関係していること、そして聖痕そのものが、赤熱した鉄による痛みに匹敵する苦痛の場であることを知るのである。さらに、この熱情は、心を開き、”愛の火 “であるイエスの御心がその身を豊かに伝える竈（かまど）となる転炉の恵みによって蘇ることも理解した： 私は、自分が愛の炎に包まれていると思うと同時に、この炎の燃料にもなっているのです。
この十字架に注ぎ込まれた愛は、変容する火であり、この変容は十字架の中で行われる。贖罪の本質が神の愛であることを思い起こさせる、驚くべき象徴のこのヴィジョンを目撃してください： “祝福された聖体への訪問中、私は自分の心臓が燃える炎の中にあり、火鉢のようにそこから十字架の形をして出てくるのを見た。私はその火傷の影響で飛び上がり、その気持ちを和らげようとした。無駄なことだが。それは燃えて燃えて、私の最大の慰めになり、そして今も書いているように私を燃やしている。それまで私の中に常に見えていた火のような十字架が広がり、それは私の心を四次元で超え、私の全人格は火のような大きな十字架に浸された。”
この神のしもべには、まさに火の神秘主義を語ることができる。彼の著作を年代順に調べ、彼が語る体験をその文脈の中に位置づけると、「愛の炎」の進化は、汚名返上から始まり、変容する結合の中で下界で花開き、13世紀にヘルフタの聖ゲルトルードがすでに喚起した神の愛における最後の変容に至る一連の恵みと密接に結びついていることがわかる： 「私の神よ、その生き生きとした熱情は、最初は秘密にされ、やがて明らかにされ、広がり、私の魂の滑りやすい沼地に消えない力で定着し、人間の満足の豊かな湿度をそこで乾かすことから始め、次に私自身の意志の硬さを溶かすために、荒廃した琥珀。真の火よ、その燃え盛る炎は、魂の悪を抗しがたいほど破壊し、恵みの甘い油注ぎを抽出する！あなたのうちに、そしてあなただけのうちに、私たちは最初の状態に似せて自分を作り変えることができるようにされるのです。魂がついに滅びゆくものの蜃気楼に飽き、あなただけから来るものだけに執着するようになったのだから。”力強い炉よ、真の平和の至福の視野の中で観想され、その作用によってドロスを純粋で貴重な金に変える。
ヨハン・バプティスト・レウスでは、「愛の焼夷弾」の効果は何よりも胸に感じられ、神秘主義者の心の中に流れるイエスの心という火の源によって、愛の竈に変えられた心の中にある。この現象は、十字架に固定されたイエスの心臓から魂への神の愛の炎の流れを感覚的に示すものであり、傷が見えるか見えないか、完全であるか転移の唯一の恵みに限定されるか、汚名に深く依存している： アビラのテレサ、フィリッポ・ネリ、十字架のパウロなど、救い主と結ばれた神秘的な磔刑の痕跡を残さなかった聖人たちも、転移の結果として、incendium amorisの効果を経験している。
フランシスコ会士であり、汚名を着せられた第3期生のローザ・アンドリアーニ（1786-1848）は、パルマと同様に修道士フランチェスコ・デ・パチェに指導を受けた。彼女は複数の恍惚、幻視、啓示に加え、転移の恩寵と結びついた非常に奇妙な高熱の現象を示した： 「ローザは、セラフィアの聖女テレーズへの愛に満ち、その美徳を模倣したいと願い、1824年10月15日の聖女の祝日に、恍惚のうちに誘拐され、セラフィムが神の愛の矢で彼女の心臓を貫きました。その時、特異なことが起こった： ローザは自分の胸から熱い骨を引き抜いた。ローザは胸から熱い骨を引き抜いた。
カトリーヌ＝オーレリー・コエットは、1856年9月8日に経血の恩寵を体験しました。その2日後、彼女は脇腹に血のついた傷があることに気づいた： 心臓の傷の部分に炎のようなものを感じ、火傷したように感じ、前夜はこの炎のために大きな苦しみを味わいました。彼女の心は静かで、愛に強く燃えているように感じる。この感覚はどんどん大きくなっていく： 彼女の傷は彼女を大いに苦しめ、彼女は自分を焼き尽くす熱情を感じ、196年の外にも感じられた。これは、単純な主観的な印象ではありません：
もう我慢できない、私の心は燃えている」と彼女は言った。そして、この言葉を言いながら、彼女は私の手を取り、コートを開き、ドレスの上から、心臓の場所にある胸に当てるのです。最初、私は顕著な熱を感じたが、この熱情は増大し、やがて私の手を焼く炎と化す。私はもう耐えられないほどの強い痛みを感じ、手を引き抜こうとした。彼女はそれをしばらく我慢し、それから心臓から離して私に言った： 「父上、私はこのようなことに長くは耐えられません。父上、私はこのようなことに長くは耐えられません、これを止めなければ私は死にます。私は消耗しているのです。”
ある神秘主義者の著作は、「愛の炎」という現象を外から理解するだけでなく、その霊的な意味を深めることを可能にしています。このテーマについて、20世紀の神秘主義文学の中で最も美しいとされるページを残したのは、ヨハン・バプティスト・レウスだけではありません。カトリーヌ・ミシェル・カレッジ（1891-1922）の著作は、形式的には文学的でないものの、それに劣らず示唆に富むものである。
神学的な気負いはなく、聖餐式の実践と美徳の実践という確かな道へと導こうとする教区司祭によって、その霊的指導がなされるのである。彼は、彼女の内的生活の進歩に感化され、また、彼女が恩恵を受けている結合の恵みに感銘を受け、日記をつけるように助言しました。1913年3月22日、受難の金曜日、彼女は、彼女の中で “incendium amoris “の炎に火をつける “transverberation “を経験する： “私は心の中に不思議なものを感じた。それは私を焼き尽くす炎であり、私を苦しめるのと同じくらい私を喜ばせ、私を鎮め、私を焼き尽くすものである。ああ、もし私が愛で死ぬとしたら、なんと美しい死だろう。”
聖体拝領のたびにこの内なる炎に栄養を与え、蘇らせるのが聖体であり、時に彼の心臓を異常なまでに鼓動させる： 「聖体の存在は、私の舌の上、そして何よりも私の心の中に、燃えるような感覚をもたらしました。聖母の存在は、私の舌と、とりわけ私の心に燃えるような感覚をもたらしました。これは単なる印象ではありません： 私は内なる炎の作用を受けており、その炎は私を焼き尽くし、焼き尽くそうとしているようです。特に心臓のあたりでは、この火は非常に激しく、私のリネンは焦げてしまう。フランネルを洗ってくれる人がこのことに気づき、質問されても、どう答えていいかわからなかった。
1920年5月3日、心臓が胸に窮屈そうになり、スペースを確保するように肋骨が3本浮き上がった。少女が熱狂的な雰囲気と求める思慮深さを見出したサン＝ジョゼフ・ド・ラプトの修道女たちは、唖然としてその現象に注目する。彼女は、他人の視線から自分を取り除いてくれるよう、神に懇願する。昨日の朝から、脇腹の火傷がさらに激しくなっています。イエスがくれた説明はこうです： “愛する配偶者よ、私はあなたの心を炉にした。あなたがどんなに炎を封じ込めようと思っても、何かがそこから外に逃げていく。
この炎は、少女が神の作用に身を委ね、目に見える足跡を残していくにつれて大きくなっていくでしょう： 「この炎は消えることはありませんが、いつも同じ程度というわけではありません。この炎は消えることはありませんが、いつも同じ程度ではありません。時には、服まで焼けるほど強烈です。しかし、この苦しみは私にとってなんと甘美なことでしょう！”
文字通り愛に溺れたこのフランス人神秘家は、神と隣人への愛に捧げた短い生涯を終え、恍惚のうちに息を引き取った。この作品は、20世紀フランスにおける婚姻と回復の神秘主義を示す顕著な事例であり、ある種の処方は幼きイエスの聖テレーズのそれを彷彿とさせる。